こんにちは!プロ音楽クリエイターのもっちー教授です。
DTMを始めてみたいけど、楽器が弾けない・・・とお悩み方って結構いらっしゃるんです!
僕の受講生の中にも、楽器が弾けないけどDTMは出来ますか?
という問い合わせをくださった方も結構いらっしゃるんですよ!
結論から言うと、楽器が弾けなくてもDTMは出来るんです!
なぜそう言い切れるのか?
今日は、たくさんの初心者にDTM指導を行ってきたプロ音楽講師の目線から、実例を交えつつその理由を解説してみたいと思います。
音楽経験ゼロ、ギターもキーボードも弾けない人こそDTMをやろう!
ギターもキーボードも弾けないし、音楽経験ゼロでもDTM出来ますか?
結論からいうと、DTMは出来ます!!!!!!
STAP細胞はあります!!!並みに(古っ!)
もちろん、ピアノやギターに加え、ドラムなんかも弾きこなす、プリンスのような天才ミュージシャンも存在します。
が、そもそもピアノとギターが両方とも高いレベルで弾きこなせる人は、プロクリエイターの中でも少数派です。
また、プロクリエイターの多くは、ピアノかギターのいずれかが弾けるのも事実です。
でもね。
実はプロの音楽クリエイターの中にも、全く楽器が弾けない人は結構いたりするんですよ!
要するに、楽器が弾けるかどうか?とDTMのスキルはそれほど関係ないということです。
楽器が弾けない人こそDTMにチャレンジしよう!
楽器を弾けないけど作曲してみたい。
ギター歴1年で全然上手くないけど、曲は作ってみたい。
そんな思いから、DTMを始める人って、実は少なくないのです!
僕の生徒の中にも、楽器が弾けないままDTMを始めて、作曲が出来るようになっている人もたくさんいます。
では今から、DTMで作曲するのに、楽器が弾けなくても良い理由を説明しますね!!
楽器が弾けなくてもDTMで曲が作れる理由
DTMは、DAWと呼ばれる音楽編集ソフトを使って曲を作っていきます。
premiere proなどの動画編集ソフトの音楽版=DAWのように考えて頂ければ良いです。
ちなみにDAWというのは、音楽編集ソフトの総称であり、premiere proのようなソフトの名前ではありません。
少し、ややこしいですね(笑)
僕は、Cubase 11proというDAWを使用してます。
DAWには、ギターやピアノのようにリアルタイムで演奏しなくても、音楽を録音したり演奏させたりする機能があるんですね!
つまり、DAWを使いこなせれば、必ずしも楽器が弾ける必要はありません!
様々なメーカーから様々なDAWが発売されています。
中には無料のお手軽なものから、プロユーズのものまで様々です。
が、どのDAWにも共通して、ステップ録音という機能があります。
ステップ録音というのは、下図のような画面の四角いマスに、マウスでポチポチ音を入力していくものです。
青いマスは、音が入力された箇所ですね。
左側のピアノに対応した音が鳴る仕組みです。
いわゆる打ち込みというやつですね!
適当にポチポチ音を入力することで、簡単に音楽を録音することが可能なのです。
音楽の詳しい知識がなくても、結構直感で作れちゃったりするんですよね!
楽器をジャカジャカ弾いて録音する代わりに、マウスでポチポチやりながら作曲するってことです!!
もちろん、だからと言って、音楽の素人がすぐにカッコいい曲を作れるわけではありませんよ!
でも、打ち込みの技術を磨くことで、楽器も弾けない素人が、プロの音楽クリエイターになることだって夢ではありません。
楽器が弾けないボカロP(プロの音楽クリエイター)って誰のこと?
有名なところでは、ボカロPでお馴染みの八王子Pさんは、楽器が弾けないことをインタビューでお話されてました。
他にも、有名ボカロPの中には、楽器がほとんど弾けないという人は多いです。
また、YOASOBIの作曲を担当されているAyaseさんもその一人。
10万で買った中古のMacBookとDAWのみで、マウスでポチポチやりながら、作曲するのは有名な話です。
つまりAyaseさんは、一切楽器に触れることなく、マウスのみで作曲しているということですね!
あの大ヒット曲「夜に駆ける」も、マウスポチポチから生まれたそうです!!
そして、何を隠そう、私もっちー教授も、実は楽器の演奏があまり得意ではありません(笑)
楽器が弾けることよりも重要なことは楽器の奏法を知っていること!
DTMをする上で、楽器が上手く弾ける必要はありません。
が、打ち込みを行う上で、重要なことがあります。
それは、楽器の弾き方や奏法を知っていることです。
楽器の奏法を覚えよう!
DTMで作曲を行うためには、各楽器のパートを打ち込む必要があります。
つまり、上手に打ち込んで、本物のギターのような音を作らなければならないということです。
いろいろな楽器を、本物のように打ち込むには、それぞれの楽器特有の鳴らし方や、奏法を知っておく必要があるということですね。
DTMの技術を向上させるためには、
- 楽器の演奏技術よりも、様々な楽器の奏法を知っていること。
- それらを上手く表現しながら打ち込めること。
これが重要です。
私も、レッスンの中でよくこう言ってます!
楽器は弾けなくても良いけど、弾き方は知っておいてね!
例えば、バイオリンやトランペットなど、特有の奏法があるんです。
また、楽器それぞれで、出せる音域が違います。
そういったことを無視して打ち込んでしまうと、一気に素人臭さが出てしまいます。
リアルな楽器で出せない音を、あえて使うというDTMならでの使い方もあったりします。
が、もちろんこれは高等技術ですよ!
知ってるからこそあえてハズす!というやつですね!
打ち込みが難しい楽器はあえて練習するのもあり
とは言え、打ち込みの難易度がとても高い楽器もあります。
その一つが、ギターです!!
例えば、エレキギターのカッコいいソロプレーを再現するのは、プロの音楽クリエイターでも至難の技です。
もしあなたが既に、ギターが弾ける状態であれば、かなり有利であると言えます。
今から楽器を始めるなら、ギターかピアノ(キーボード)がおススメ!
もちろん、DTMをする上で、楽器の演奏スキルは必須ではありません。
正直、ある程度の演奏技術をあなたが持っていれば、ギターは打ち込みで再現するより、直接弾いてしまった方が圧倒的に早いです。
DTMでの録音用と割り切るなら、3万程度のギターでも十分です。
この際、思い切ってギターを練習するのもありだと思います!
また、打ち込む際には、midiキーボードと呼ばれるピアノのような入力装置を使用することになります。
DTMでは、全ての楽器をmidiキーボードを使って打ち込むことになるのです。
なので、ピアノは弾けた方が圧倒的に有利であることは間違いありません。
ということで、
打ち込みを行う上で、ピアノが弾けることは大きなアドバンテージです。
が、今からクラシックピアノを習いに行くのは、あまりおススメできません。
クラシックピアノに求められる、速いパッセージ(フレーズ)を華麗に弾きこなすテクニックや、情感溢れる絶妙なタッチは、DTMには不要なスキルです。
そんな練習に多くの時間を費やすのは、はっきり言って無駄です!
お金も勿体ないです!!
もし、ピアノを習うのであれば、ポピュラーピアノで、コード伴奏を中心に教えてくれる先生のレッスンを受講した方が、DTM技術の向上に役に立つでしょう!
まとめ
DTMを始めるうえで、楽器の演奏スキルは必須ではありません。
前述の八王子PさんやYOASOBIのAyaseさんのように、楽器は弾けなくても打ち込み技術を磨くことでプロの音楽クリエイターにまで上り詰めた例も少なくないです。
もちろん、ピアノやギターが弾けることが、アドバンテージになることも事実です。
でも、楽器が全く弾けなくても始められるのが、DTMの良いところ!!
それから、楽器の腕前と。良い曲を作るセンスは全く別物なのです!
もし、あなたが楽器が弾けないことを理由に、DTMを始めることをためらっているのなら、悩むことはありません!
私と一緒に、DTM始めてみませんか??
私はあなたを待っています!!